囲碁AI KaTrainレポート

2026/06/20

概要

KaTrainという無料囲碁AIの評判がよく、早速使ってみた。

まず碁盤と使いやすさに感心した。よく考えられたUIはほとんど何も考えずに直感的に操作できる。

AI Geminiの評価

KaTrain(カトレイン)は、世界最高峰のオープンソース囲碁AI「KataGo(カタゴ)」をエンジンとして搭載した、非常に使い勝手の良い無料の対局・検討用デスクトップアプリです。 従来のAIソフト(Lizzieなど)に比べてグラフィカルで直感的に操作できるため、プロや高段者の研究から、アマチュアの棋譜検討、日々の練習対局まで幅広く愛用されています。 その主な特徴や魅力をいくつかご紹介します。 1. 目数(スコア)ベースのわかりやすい形勢判断 多くの囲碁AIは「勝率(%)」をメインに表示しますが、勝率だと「大差の局面で悪手を打っても99%が98%になるだけ」で見落としがちになります。 KaTrainは「この手によって何目損したか(例:-2.5目)」を盤上の着点に色付きのドットで表示してくれるため、自分の打った手のどこが悪手だったのかが一目でわかります。 2. 多彩なAIの「棋風」と対局できる 最高棋力はプロ九段を遥かに凌駕(十一〜十二段相当)しますが、人間の練習相手として以下のような様々なモード(手加減や癖)が用意されています。 通常のKataGo(最強) 特定の段位・級位(15級〜3段など)に合わせた手加減AI ミスをしやすいAI、戦い好みのAI、地に辛いAI 指導碁モード(Teach): 自分が大きな悪手を打つと、AIが自動で「待った」をかけて打ち直しを促してくれるモード 3. 柔軟な盤面設定 19路盤だけでなく、2路〜18路盤まで自由なサイズで設定できます。5路盤や9路盤などの小路盤でAIとちょっとした死活や布石の練習をすることも容易です。 4. 低スペックPCでも動作可能(CPU対応) KataGoのような強力なAIは通常、高性能なグラフィックボード(GPU)を必要としますが、KaTrainは設定から「CPU版(katago_cpu.exe など)」を選択することで、一般的なノートパソコンでも比較的スムーズに動作させることができます。 導入方法について Windowsであれば、GitHubの公式ページ(または解説サイトの案内リンク)から KaTrain.exe をダウンロードして実行するだけで、複雑な環境構築なしですぐに使える手軽さも魅力です(Mac版の .dmg も用意されています)。また最近では、ブラウザ上で動作する「Web KaTrain」などの派生プロジェクトも登場しています。 ご自身の棋譜(SGFファイル)を読み込ませて「感想戦」をさせるだけでも、非常に強力な上達のパートナーになってくれます。 開発者 : KaTrainという便利で直感的な画面(GUI)や、手加減AIのアルゴリズムを構築した中心人物は、GitHub上で sanderland というアカウント名で活動しているオランダ(デンマーク近郊)在住のデベロッパー兼囲碁プレイヤー(ネット棋力3k前後)です。

導入

導入 : GitHub

Assetsから導入ソフトをダウンロード。

設定

導入後、起動して左上の設定 から日本語を選ぶ

設定からKataGoの棋力を最強に設定😅

分析

右上の「分析」から。右列の「勝率」に着手毎の評価が表示される。

左上スミの白の小目に黒の一間高ガカリ。白が三線にハサミ、黒が三々にツケ、白はハネダシ。その後の進行。白B17にアテた手は黒C18と変わって良くない。

分析モードで18手目、左上スミで白が一子を抜いた局面。KataGoが推奨した黒の次の着手は①とその後の候補図。ここまでの図は黒がよく勝率が61.2%に上がった。これまで自分の棋力ではスミの黒2子が取られても黒がよいと自信がもてなかったが納得。

対局①

KataGoの最強棋力「手加減なし」で対局。

KataGoの最強棋力に対して、置石ナシでは碁にならないとは思うが、体験してみた。右上スミの難解定石。どこかで黒がQ13に切って黒3子を捨てる打ち方を見た記憶があったが、この手は悪く評価が下がったので戻って、一路右に覗いて①右辺に展開するのが良いらしい。その後の予想図。

対局②

KataGoの最強棋力「手加減なし」で対局。最強というので9子でどうか?

中盤まで圧倒的に黒有利。ここからが勝負。結局左下スミの黒が取られた。 分析すると左下白のC2に対して黒の下ハネは最も悪く、B1に置くのが正解であった。左下が取られても黒はまだ18目強リード。

最終図黒8.5目勝ち。

感想

とにかくサクサク使える。AIの設定で "human-like" や "Historical Pro"などあって遊び心が楽しめるようだ。




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