碁盤と碁石の行く末

2012/08/12

秋田の親戚を通して、碁盤と碁石をいただいた。持ち主は囲碁を打てなくなったので、もらい手を探していたとのこと。厚さ7寸の碁盤と、約10ミリのハマグリの碁石を保険付きの宅急便で送ってもらった。

高価な碁盤を持っている世代にとっては、自分の死後碁盤の行く末を考えるようになる。床の間の花活け台ならまだしも、縁ガワの踏み台になっては勿体ないと思う。自分も子供が小学生の頃囲碁を教えようとしたが、自分の子供だと怒ってしまって囲碁嫌いにしてしまった。知人は、孫に小遣いをあげて囲碁を覚えてもらい碁盤を捨てないよう教えているという。

いただいた碁盤は榧の柾目(と思う)7寸盤で、大事に使われていたようである。これほどの碁盤を持っていたというのは棋力もあり囲碁に対する思いが深かったことだろう。息子さんが運んでくれたらしいが、父親の囲碁への思いを知っていたのだろう、元の持ち主と家族に感謝しつつ大切にしたい。

桐の盤覆

厚さ21センチ

かなり重く、畳に直接置くと、足跡が付くので、フェルトのマットをくっつけた。

盤面

白石厚さ9ミリ以上





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