囲碁日記

小松藤夫プロ8段による指導碁

6子局・白5目半コミダシ
2011/04/02

小松藤夫8段

会社囲碁部の月例勉強会で、日本棋院小松藤夫プロ8段の指導碁の機会があった。 小松プロは会社囲碁部で月例勉強会講師としてお願いしており、これまでの囲碁部実績から10.5段とみなし4.5段の私は6子局、白から5目半コミ出しの手合いとなる。 10カ月で一度程の割合で指導碁を受けられるが前回は、繋ぐ場所を間違えて頓死してしまった。このところ指導碁は連敗だったので今回は厚く切られないように打った。
終盤、プロの厳しいヨセにあい、終局して盤面白が1目多かったが、白からの逆コミで私の4目半勝ちとなった。 (棋譜は不正確な部分あり)

下辺黒のウスミをねらって白が中央に打ちこんできた。相手がプロでなければ、捕りにいくところであるが、こういう場合は経験上プロの石を捕りに行くと返り討ちに会うことが身に浸みている。攻めながら周囲を囲み黒地を増やすことにした。

途中図、下辺黒の一子を抱えている白石に対し黒は一子を継いでいれば死んでいた。いわれてみれば簡単であった。実戦は黒がL-1に劫にはじき劫を争ったがあきらめて継いだあと、G-2に劫になると思って付けたが、押しつぶしで白は生きていた。問題として出されれば解るが実戦で試されるとなかなか正解が打てない。

切られないようにした結果黒は一石(全部石が繋がっている状態)になった。逆コミがきいて黒4目半勝ち。





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