囲碁AIソフト Lizzie-Version 0.7.4 体験レポート

● 囲碁ソフト Lizzie-Version 0.7.4 体験レポート ◯

2021/01/17

Lizzie - Leela Zero interface の紹介

LizzieはAI思考エンジンLeela ZeroのユーザーインターフェイスJavaソフトである。 Version 0.7から思考エンジンKatagoも使えるようになった。

2018年にlizzieを導入したが使いにくく、放置していたが、最近のバージョンでバグも修正され日本語表示もされたので最新版を導入してみた。

環境

Leela Zeroの導入前提として64bitのパソコン、Java SE Development Kit が必要。
64bitの確認はWindows10の場合 スタート->設定(歯車アイコン)->システム->バージョン情報。
Java SE Development Kit 8 はORACLEサイトから無償でダウンロードできる。こちら

導入

Lizzieのダウンロード=>こちら。(Lizzie 0.7.4 Windows.x64.GPU.zip -2021/01/17現在-を選択) 
 GPUが搭載されていない場合はCPU版をダウンロード。

ダウンロードしたzipファイルを解凍するとLizzie、network、Leela Zeroなど一式が含まれている。

使い方の例

解凍したフォルダーにlizzie.jarというアプリができるのでこれをクリック。

上部メニューからエンジンをleela zero かkatagoを選べる。この例ではkatagoを設定した。(エンジンがロードされるまで数秒待つ)katagoは勝率、プレイアウト数のほかに目数差を表示する。

上部メニュー「対局」->「対局情報の設定」でコミを設定してみると7.5では黒の最初の勝率が40.8%、6.5にすると黒の勝率が55.7%になる。AIと対局が出来る。

AIと対局

上部メニュー「対局」->「新規対局」->必要ならば置き石など変更 ->「OK」

上部メニュー「分析」またはスペースキーでAIの候補手を表示 青〇が最善手

対局再会は上部メニュー「対局」->「継続(黒番)」。ここから白番で継続したい場合は「継続(白番)」で着手できる。

しばらく分析させながら手動で白黒を着手してAIの推奨手と参考図を表示させて、途中からAIとの対局を「継続(黒番)」も出来る。

棋譜ファイルを読み込み検討

上部メニュー「ファイル」->「開く」->棋譜ファイル(sgf)を読み込む。

下部メニュー ">" , "<" などで手順を操作。マウスのホィールでも手を進める、戻るの操作が出来る。AIが分析できる速さに合わせて進める。左上のチャートで、青線が出た場合はAIが設定されたところまで分析できないうちに手が進められた場合。チャートウインドウで下の数字は手順番号。

「分析」->「自動分析」playouts数を設定すると自動で分析する。

この例で、実際の着手(黒枠の〇)は下辺の一間トビだが、AIの最善手は左下スミの星。〇の数字は勝率、プレイアウト数、目差。プレイアウトとは分析の深さを表す。

悪い手を調べる

勝率チャートが大幅に下がったところまで手順を戻し、黒が35手目で上辺の6線に沿った手は勝率を大幅に下げた。次の白の推奨手は6線にツケ。 ここは黒2子から左に曲げるべきであった。形からもこの手が最初に浮かんだが勢いで沿ってしまった。緑のチャートを直接クリックしてもそこまで戻れる。

終盤の勘所

黒の174手目は下辺の3線にカケ継いだが、ここは2線にわたる手が推奨されている。黒石が切断されると思ったが下辺右の黒石11個は捨てて、左辺の白の大石を捕る手があるので白は切断出来ない。この時点では黒が30目以上リードしている。チャートの紫の線はコミを除いた黒のリード目数を表す。katagoの時だけ表示される。

上下部のメニューが分かりやすく設定・操作が容易になった。


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