Windowsの「英数キー」固定

2025/06/10


概要

Windowsを長い間使い続けているが、ひらがなはローマ字ではなく直接入力にしている。Microsoft IMEでいつも悩んでいたのが「英数キー」の使い方。

ひらがなと英数字をが混在している場合「英数キー」を押すと、押す前のキーボードが「英数モード」だとひらがなに、「ひらがなモード」だと英数に変わる。いわゆるtoggleになっているため、常に押す前にどちらのモードかを意識している必要がある。「英数キー」は英数なのだから押したら必ず英数になってほしいのである。Macなどはそのようになっている。また、Microsoft IMEも仕様変更が多くカストマイズしにくい。

以下、Windows11の環境。


「英数キー」を固定する

Windows IME日本語入力で「英数キー」は押せば必ず英数モードにしたい。

IME設定

ごもっともです。Macの「英数・かなキー」スタイルに慣れたユーザーが、Windowsでも同じように使いたいという要望は多く、実際にそれを解説・サポートする記述は複数の場所に見られます。

すでに「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」にチェックしている状態とのことなので、次のステップでキー設定を復活させることが可能です。 ✅ ステップ:レジストリで「DisableNewIME」を設定して強制的に旧IMEにする ⬇ 手順(慎重に操作してください) キーボードで Win + R を押す → 「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開く regedit と入力して Enter → レジストリエディターが開きます 次の場所に移動してください: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\MSIME 補足:パスをコピーしてアドレスバーに貼るとすぐ移動できます。 右側の空白部分で右クリック →「新規」→「DWORD (32 ビット) 値」 名前を DisableNewIME にして、値を「1」 に編集で変更

レジストリエディタ

レジストリエディタを閉じて、PCを再起動

IME詳細 設定

キー設定。(*キーの列の右の項目をクリックすると設定の種類が表示されるのでIME-オフを選ぶ)

✅ 再起動後の確認 タスクバーの「J」アイコン(IME)を右クリック、または「J」の左の「A」または「あ」を右クリックしてIMEのオプションを表示 (*IMEのオプションアイコンが x になっている場合はIMEオフの状態なのでメモ帳など入力できるアプリを起動し、キーボードで「かなキー」や「半角/全角キー」を押す(筆者注))  → IMEがオンになり「J」または「あ」状態になる 「プロパティ」をクリック 「Microsoft IMEの設定」→「詳細設定」→「キー設定」タブ→「変更」ボタンが表示されます 「英数」キーを「IME-オフ」に設定可能になります (*各項目をクリックして選択する)
✅ これで実現できること 英数キーを押すたびに「英数(直接入力)」に固定される 押すたびにひらがなに戻る問題が解決します かなキーとの併用で Mac風に運用可能

レジストリー

レジストリーを変更したのはどうしてですか

今回レジストリを変更した理由は、次のようなMicrosoft IMEの設計と仕様の変化に関係しています。 ✅ 背景:Microsoft IME の新旧2つのバージョン ● 旧IME(~2020年頃までの標準) ・ 「詳細設定」や「キー設定」があり、英数キーやかなキーの動作を個別に割り当てられた ・ ユーザーによる細かなカスタマイズが可能だった ● 新IME(Windows 10後期〜11) ・ユーザーインターフェースが簡略化 ・ その結果、「キー設定」などの詳細設定が非表示になっていることがある ・「英数キーをIMEオフに固定」などの細かい設定が直接できなくなった ✅ Microsoft IMEの「以前のバージョンを使う」オプションとは Windows 10・11には、新IMEの簡略化に対して不満を持つユーザーのために、 「以前のバージョンの Microsoft IME を使う*というスイッチが用意されています。 しかし、これをONにしても、内部的には完全に旧IMEへ切り替わっていない場合があり、 「キー設定」などが表示されないという現象が残ります。 ✅ レジストリ変更が必要だった理由 そこで登場するのが今回のレジストリキー: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\MSIME → DisableNewIME = 1 この設定の意味: ・ `DisableNewIME` を `1` にすることで、完全に旧IMEモードを強制的に有効化 ・ これにより、「キー設定」「詳細設定」など旧IME特有の設定画面が復活する ✅ なぜ Microsoft はこのような仕様変更をしたのか? ・ 一部のユーザーにとって「シンプルでわかりやすい」IMEを目指したため ・ しかし、細かな制御が必要なユーザー(特にMac風に使いたい人)から不満が出た ・ 結果的に「旧IMEに戻す」手段は残されているが、レジストリ変更が必要なケースも出ている

感想

Windowsの英数キーの使い方で、いつもイライラしていた。これで解消できた。Microsoft IMEの設定は昔から不満で、他の理由もあって一時メインPCを M1チップの iMac に切り替えたことがあったがWindowsでしか稼働できない重要なアプリが何個かあってWindowsをメインに戻した。

英数キーをMac風に使いたいとの要望があるとChatGPTは述べているが、英数キーは英数モードにするためにあるので、英数キーを押すとひらがなモードになるのが理解できないのである。ひらがなモードにしたい時はひらがなキーを押せばよい。

ある時期から基本的にはMicrosoft IMEオプションからキー設定をカストマイズできない仕様になったようだ。 Windowsの高いシェアを背景に、Microsoftは業界をリードする姿勢を持ち続けているが、その過程で仕様変更が予告なく行われることもあり、ユーザーに混乱を与える一因となっている。(と思う。)

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