今年は、薬師池公園のオオヤマレンゲの見頃を逃したがわずかな期待で午前中に訪問。
すっかり新緑から緑が深くなってそろそろ入梅の走りかなと感じる。菖蒲田のアヤメ・花しょうぶが急に延びてきて早咲きの黄色い菖蒲がもう咲いている。
移築された萱屋根の古民家の前で、機材からみると上級者と思われる男女のカメラマンが軒下あたりにレンズを向けていた。
尋ねたところ「青い蜂」を撮っているという。軒下の萱の切り口あたりに1.5センチほどの青い蜂がいた。以前万葉草花苑のオミナエシに留まっていた青い蜂を見たことがあったが、それとは少し異なり緑がかっている。初めてみた蜂であった。
古民家の中から出てきた二人連れの女性に何を撮っているのか聞かれたので、撮ったばかりの写真を見せたら「青い蜂をみたら幸せになれるんですってね」と笑っていた。
先にいた二人から別の柱に撮りやすい青い蜂がいるよと教えてもらった。柱に空いている他のハチの巣の近くに長い間留まっていた。後で調べて理由が分かった。卵を産み付けようとしているらしい。
この蜂は青蜂(セイボウ)の種類でミドリセイボウらしく、ルリジガバチの巣に卵を産み付ける寄生蜂という。「飛ぶ宝石」、「宝石蜂」とも呼ばれる。