会社囲碁オープン戦

2013/05/18

退職後もOBとして参加している会社囲碁部では毎年「オープン戦」と称して、月例会とは別に現役社員、OBの新規参加者発掘のために囲碁大会を行っている。 今年正月の幹事合宿で、私が3年連続の幹事役を務めることとなった。

この大会は前身が1980年代に常務取締役であったO津氏の名前で「スーパーO津杯」と名付けられ数十年続いたもの。 当時は会社の囲碁部活動が活発で昼休みや勤務時間終了後にも囲碁を打っており盛況であった。

社外的にも多くのIT企業や官公庁などが会社・職場の名前を背負いアマチュア大会に参加しており、当社もアマチュア団体戦などではいつも優勝候補の一角であった。O津常務の時代には会社主宰のプロ棋士による早碁戦も開催され3年ほど続いたが、O津常務が退職したあと廃止となり碁聖戦の協賛スポンサーとなったが、その後パソコン部門を中国の会社に売り渡したときにスポンサーも移った。

私は1984年に仙台営業所から東京に転勤になり、当時の関東地区囲碁部に参加し、囲碁大会の初段戦で優勝したこともあったが、その後、さっぱり勝てなくなり、また仕事もきつく土日に囲碁に出てくるほどの熱意もなく次第に囲碁部とは疎遠になっていった。なんといっても囲碁は勝てないと意欲が薄れる。

定年退職してから再び囲碁部活動にOBとして参加したが、次第に会社の福利厚生からの囲碁部活動費も減額が続き、当オープン戦も以前は日本棋院での開催であったが最近は会社の会議室を借りての開催とし、参加費から年間活動費の一部を捻出している。

幹事としての役割は、一ヶ月前の大会の案内レターから始まり、現役社員との協業による社内広報での囲碁大会への参加募集など行う。3年前には数人の新人参加もあったら今年は若干のOBが新しく参加したのみとなった。
それでも一週間前に追加募集したこともあり、今回の参加者は38名とまずまず。

今回はキャンセル・遅刻もなく順調に対局開始

私はBクラスで2回戦まで中押し勝ちの連勝で、気をよくしたが、昼食後の3回戦の終盤で細かい形成となり、数えていたところ、相手のアタリに気が付かず出入りで20目近く損をし投了となった。その後の2番も負けて3連敗となった。

Aクラス優勝のY口さん。Aクラスのみ持ち回りのカップが手渡される。BとCクラスの優勝者には図書カードと副賞として日本棋院の対局扇子が贈られた。
 Bクラスの私は昨年は優勝したが今年は2勝3敗と振るわなかった。それでも無事に幹事役を果たしたことで安堵。

賞品の図書カード。
囲碁好きはたいてい囲碁の本を買うので、私が幹事の時は賞品は図書カードにしている。 最寄りの書店では図書カードの販売を扱っていないため、多摩センターの丸善書店で購入した。確かに紙のケースに入ったピーターラビット絵柄の名刺サイズのカードをさらに包装し、リボンシールまでつけるので、販売カウンターでは手間がかかり、カードの段階ではマージンが少ないので扱いたくない書店側の気持ちは分からないではないが、本の販売が落ち込むなか、丁寧に包装された図書カードをもらった人は必ず本を購入する。





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